2006年09月04日

傾斜

中島みゆき「傾斜」

1982年に発売されたアルバム「寒水魚」の2曲目に収録されてます。
ちなみに「寒水魚」は、中島みゆきさんにとって一番大きなセールスを記録したアルバムです。

この「傾斜」大きなテーマを歌ってます。
人生について、中島みゆきさん也にじっくり考えて答えを出してます。
「傾斜10度の坂道を腰の曲がった老婆が、少しずつのぼってゆく」
「紫色の風呂敷包みは、また少しまた少し重くなったようだ」

「夜会 VOL.3 KAN(邯鄲)TAN」では、中島みゆきさんが老婆に扮して歌ってました。

この曲は、老婆が主人公です。
その老婆に対して、第三者的に語り手として、詞が綴られてます。
老婆の人生を通して、全てに人達の人生を語ってます。

「冬から春へと坂を降り」
「夏から夜へと坂を降り」
「愛から冬へと人づたい」
「のぼりの傾斜は、険しくなるばかり」

中島みゆきさんは、人生をこう捉えてます。
歳を重ねれば、重ねるほど、悲しみの量が増えていく。
それだけ、多くの人生を経験するのだから。

「誰かの娘が坂を降り、誰かの女が坂を降り」
これは、2番の詞ですが、1番にも同じ様な、「坂を降り」の言葉が出てきます。
未だにわからない部分です。

何故、「坂を登り」じゃなく、「坂を降り」なのか?
人生のリタイヤって意味なのか?
それとも、挫折や悲しみな意味なのか?
一歩後退するって意味なのか?

まだわかりません。
逆に言えば、何とでも取れることかもしれません。

中島みゆきさんの詞の世界、未だに理解不明な曲が多いです。
だから、もっとわかりたい!って言う気持ちが強いのかもしれません。

「歳をとるのはステキなことです、そうじゃないですか?」
「忘れっぽいのはステキなことです、そうじゃないですか?」
「悲しい記憶の数ばかり飽和の量より増えたなら」
「忘れるよりほかないじゃありませんか」

歳をとるってこと。
誰もが歳を取り老けていく。
その分、特に長生きすればする程、悲しい経験も多くなる。

その悲しみも積み上げていったらキリがない。
後はどんどん忘れるしかない。

ある意味、当時、中島みゆきさんが考えてたこと。
当時、生きていくこと、歳をとることに対し、考えてたこと。
そして、その答えが「忘れる」ということ。
悲しい記憶を忘れるってこと。

中島みゆきさん自体、決して人生を否定してません。
なぜならば、歳をとるのは、素敵なことだからです。
サビで何回も繰り返してますね。
それを確かめる為に、この曲を作り発表したのかもしれません。
真意は、不明ですが。

以下、Amazon.co.jpでの「傾斜」を収録した中島みゆきさんのCDの紹介です。
中島みゆき/寒水魚
中島みゆき/いまのきもち(ニューバージョン)

「傾斜」を収録した夜会のDVDの紹介です。
中島みゆき/夜会 VOL.3 KAN(邯鄲)TAN

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この記事へのコメント
こんにちわ。ここへ、遊びに来るのが日課になりつつあります。傾斜も素敵な曲ですね。個人的には寒水魚を聞いてる途中にかかるオリジナルの方が好きです。
Posted by あや at 2006年09月05日 12:43
ここへくるのが、楽しい日課になってきています♪素敵な曲ですね。個人的には寒水魚を通しで聞いて、オリジナルの傾斜が好きです。
Posted by あや at 2006年09月05日 12:47
こんにちは☆

「傾斜」・・・大好きな曲です!
「人間はいつか年老いていくもの でもそれは素敵なこと 悲しいことを忘れることができるから」 と年老いていくことをポジティブに捕らえた曲だと思います。

「夜会 VOL.3 KAN(邯鄲)TAN」という作品が
人生の栄枯盛衰を描いたものだと解釈しております。

「悲しい記憶の数ばかり 飽和の量より増えたなら 忘れるよりほかないじゃありませんか。」この部分がときどき頭の中をグルグル回ることがあります。

みゆきさんらしさが溢れた曲の一つと言えます。
どこかの高校の国語の教科書にも載ったことがあるはずです。
Posted by 刹那 at 2006年09月05日 20:16
あやさんへ

いつも、ありがとうございます。
あまり大したこと、書けませんが続けていきますので、今後も見てくださいね。
「傾斜」は、私もオリジナルの方が好きです。
耳に馴染んでるしね。

刹那さんへ

国語の教科書に載ってるんですね。
知らなかったです。
この曲、一見人生の空しさを歌っている様に聴こえますが、そう!ポジティブな歌なんですよね。
だから、何年聴き続けても、色褪せない様な気がします。
Posted by 黄色い犬 at 2006年09月05日 21:19
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