2006年09月29日

幸福論

中島みゆき「幸福論」

中島みゆき1984年に発売されたアルバム「はじめまして」に収録。
この「幸福論」当時としては、珍しくロック調でして、斬新でした。

中島さんのサウンドへの関心が一番顕著に表れた頃です。
アルバム「寒水魚」〜「中島みゆき」辺り、特にそれを感じますね。

この「幸福論」は、サウンドだけじゃなく、歌詞も凝ってます。
誤解を受ける可能性の高い曲です。

「今夜泣いてる人は、僕一人ではないはずだ」
「悲しいことの記憶は、この星の裏表、溢れるはずだ」

「他人の笑顔が悔しい、他人の笑顔が悔しい」
「そんな言葉が心を、飛び出して、飛び出して、走りだしそうだ」

「笑顔になるなら、見えない所にいてよ」
「妬ましくて、貴方を憎みかけるから」
「プラスマイナス他人の悲しみをそっと、喜んでいないか」

人間の心の表れを上手く表現した曲だと思います。
こんな心境に陥ること、誰にでもあると思います。

建て前ごとで、他人は他人!
そう思っても、心の何処かで、他人を羨んだり妬んだり、そう言うことってあります。

自分も数多くありました。
この「幸福論」の歌詞と同じ心境に陥って、苦しんだものです。

この曲を初めて聴いたのが、高校生の頃で、まだ経験として浅く、そこまで考えることが出来ませんでした。
大人になって社会に出ると、人と比べることが多くなります。

何で自分だけ!

何度も何度も、その心境に陥っては、この「幸福論」を思い出して、聴いたものです。

「孤独が怖けりゃ、誰にも会わないことね」
「良い人に見えるのは、他人だからよね」

この表現、中島さんらしいです。
本当に人間の心の奥まで、しっかり見てます。

「プラスマイナス、幸せの在庫はいくつ?」
「誰が泣いて暮らせば、僕は笑うだろう?」
「プラスマイナス他人の悲しみをそっと、喜んでいないか」

最終的にリスナーに問いかけてます。
この曲の主人公に同情するとか、そう言うことじゃありません。
これで良いの?
そんな風に問題定義してる曲です。

この曲を収録したアルバム「はじめまして」
当時、ファンの間だけじゃなく、マスコミの間でも物議を醸し出しました。

あまりに斬新なサウンド。
今までに無い様な歌詞。
情に振り回されることなく、むしろ冷静な態度で、中島みゆきさんは挑んでる感じでした。

それが、あまりに冷めてる様な印象も強く、このアルバム以降、離れていくファンも多かったです。
私は、むしろ、それからの中島みゆきに興味を持ち、更にコアなファンとなりましたが…。

はじめまして
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2001-04-18
おすすめ度:4.5


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
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この記事へのコメント
どちらかというと90年代のロックバンドが作りそうな歌詞を凄く奥深くしたような感じで面白いです。今までの中島には無い新鮮味を覚えました。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年02月15日 19:31
この「幸福論」が入ったアルバム「はじめまして」は、当時斬新なアルバムで、かなり衝撃を受けました。
この曲もハードロックな感じです。

ミスチルの桜井さんが、きっと影響を受けていると思います。
あくまでも推測ですが。
Posted by 黄色い犬 at 2007年02月15日 22:54
別にいいじゃん、他人の不幸は蜜の味やでぇ
Posted by at 2012年08月28日 01:11
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