2006年10月01日

極楽通りへいらっしゃい

中島みゆき「極楽通りへいらっしゃい」

中島みゆきさんの1985年のアルバム「miss M」の1曲目に収録。
どこか異空間を感じさせる、やや不気味なイントロが印象的。
全体的に濃い霧に包まれてる深夜を連想させます。

中島さんの歌い方も低いトーンで、怪しげな歌い方です。
でも、どこか優しく大きく包み込むようなイメージも強いです。


「何処からきたのって、あたしが訊いたら、馴れたふりして答えてね」
「昨日住んでた、場所なんて訊いてないわ、今夜の気分で答えてね」

「泣きだしそうな、あんたのためには、暗い灯りと堅い椅子」
「ヤケになりそうな、あんたのためには、赤い灯りとやばい服」

「うつむく首すじ手をかけて、幸せ不幸せ混ぜてあげる」
「今夜はようこそ、ここは極楽通り」
「今夜はようこそ、ここは極楽通り」

癒しがテーマな曲だと思います。
その次に出たアルバム「36.5℃」の「毒をんな」「白鳥の歌が聴こえる」へ繋がる曲です。

先の見えない時代。
そんな時代へのメッセージソング。

「汗が染みたの、涙こぼしたの、濡れた上着を脱ぎなさい」
「あたし誰かの、ふりしてあげようか、お酒なしでも泣けるでしょ」

「今夜何回、頭下げたの、人からバカだって言われたの」
「殴り返したい気持ちを貯めて、あたしを笑いにきたんでしょ」

厳しい時代を反映した歌詞です。
窮屈な想いを抱えて生きていく世代への癒し的なメッセージです。

「殴り返したい気持ちを貯めて、あたしを笑いにきたんでしょ」

この部分、中島さんらしい皮肉を含んだ詞です。
ここまで、慰めようとしてきた反面、でも?的な想いが発せられてます。

人間の弱さをもしっかり描かれてます。

弱者に対して、語り手は、更に弱者。
その弱者が弱者を見て、安心する弱さ。

そんなイメージも浮かんできます。

「うつむく首すじ手をかけて、幸せ不幸せ混ぜてあげる」

幸せ不幸せ混ぜてあげる

不幸せに幸せを追加するんじゃなく。
不幸せを取り除くわけでもなく。
幸せと不幸せを混ぜる。

何が幸せで、何が不幸か、わからなくなってしまうまで。

「今夜はようこそ、ここは極楽通り」
「今夜はようこそ、ここは極楽通り」
「今夜はようこそ、ここは極楽通り」


miss M
Miyuki Nakajima(アーティスト)
発売日:2001-04-18
おすすめ度:4.5


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。


ランキングに参加してますので、記事が気に入った時にでも、クリックしてもらえると嬉しいです。
人気blogランキングへ
 iTunes Music Store(Japan)
この記事へのコメント
極楽通り。。。不思議な表現です。なので私の答えも不思議で複雑です。でも,投稿者さんの記事を見て何となく“そうなんだろう”と思いました。殴り返したい気持ちを貯めて、あたしを笑いにきたんでしょ。の部分は『ファイト!』を彷彿とさせてる気が全然関係ないと思うけどしました。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年03月28日 22:17
この曲は、かなり幻想的な曲ですね。
詞が特に優れてると思います。
悲しみとか辛さを持った人の気持ちを上手く代弁してます。
それでいて情に流されず、意外なほどクールな詞だと思います。

未だに飽きない曲ですよ。
Posted by 黄色い犬 at 2007年03月30日 00:35
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/24737764

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。