2006年10月02日

泥海の中から

中島みゆき「泥海の中から」

中島みゆきさんの1979年のアルバム「親愛なる者へ」に収録。
この「泥海の中から」は、その次に挿入されている「信じ難いもの」と曲間に空白が無く、繋がってます。
なので、詞の内容からも続き物の様なイメージを受けます。

その続き物の最初の方の「泥海の中から」について述べてみたいと思います。


「ふり返れ、歩き出せ、悔やむだけでは変わらない」
「許せよと、すまないと、あやまるだけじゃ変わらない」

この曲を聴いた当初、なかなか詞の内容を理解出来ませんでした。
「ふり返れ」と「歩き出せ」が、繋がらず、困惑した記憶があります。
自分だったら「ふり返るな!歩き出せ!」の方が、しっくりくるだろうな!と思ったものです。

しかし、中島さんのことなので、きっと「振り返れ」に意味がある筈。

そこで、一応自分のしたことを「ふり返れ!」
そして、反省するだけじゃなく、「歩き出せ!」

こんな感じで、納得してます。

「おまえが殺した名もない鳥の亡骸は、おまえを明日へ連れて飛び続けるだろう」

ここの部分も深いです。
絶妙な歌詞です。
中島みゆきさんが、当時から詩人と言われたり天才と言われていたことが、納得できます。

この部分の解釈は、あえて書きません。
深すぎて、言葉に表現できません。
この詞の部分だけで、充分過ぎるほどだと思います。

中島みゆきさんの詞の中でも、特に好きなフレーズです。

同様に2番の歌詞
「おまえが壊した人の心のガラス戸は、おまえの明日を照らすかけらに変わるだろう」

ここも好きです。
救われる感じが、好きです。

「ふり返れ、歩き出せ、忘れられない罪ならば」
「くり返す、その前に、明日は少しましになれ」

これは、何か自分に言い聞かせる様なフレーズです。
人を傷つけたり、何かしら罪を犯した自分に、言っている様な。
そんな感じもします。

この曲のタイトル「泥海の中から」が、それを表してます。


親愛なる者へ
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この記事へのコメント
はじめまして。

中島みゆきさんの曲について自論を展開できるなんてすごいですね。僕はまだ中島みゆき歴が短いので、そのようなことはなかなか出来ません…

しかしながら書かれていることは、僕にも共通して感じるところがあるので、とても楽しませていただいております。

それではまた来ます。
Posted by み〜な at 2006年10月03日 14:22
み〜なさん、コメントありがとうございます。

自分の場合、勝手な自論なので、的外れなことも書いてるかもしれません。

そうそう、み〜なさんのサイト、アルバム単位で書かれてて、読みやすいです。
参考になります。

これからも拝見しに行きますね。
Posted by 黄色い犬 at 2006年10月03日 21:44
奥深くじわ〜〜っときます。泥海の中から,という歌詞から凄く深いなあと思います。激しい歌詞の中の優しさが素敵です。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年03月11日 22:15
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