2006年10月03日

信じ難いもの

中島みゆき「信じ難いもの」

昨日の「泥海の中から」の続きの様な曲です。
中島みゆきさんの1979年のアルバム「親愛なる者へ」に収録。

「泥海の中から」が動的な詞に対し、「信じ難いもの」は、静的な詞の内容です。
内観のイメージです。


「十四や十五の、娘でもあるまいに」
「くり返す嘘が、何故見抜けないの」

「約束はいつも、成りゆきと知りながら」
「何故あいつだけを、別だと言えるの」

「信じ難いもの、愛の言葉、誘い言葉」
「信じ難いもの、寂しい夜の、あたしの耳」

解釈、入りませんね。
そのままで、しっかり伝わります。

惚れた相手の嘘を見抜けない。
いや、嘘だとどこかで知ってるのに。
わかっているのに。

そんな自分を責めてる内容です。


「嘘つきはどちら、逃げること、戻ること」
「嘘つきはどちら、泣き虫、忘れん坊」

「いくつになったら、大人になれるだろう」
「いくつになったら、人になれるだろう」

「信じ難いもの、愛の言葉、誘い言葉」
「信じ難いもの、寂しい夜の、あたしの耳」

自己反省的内容ですね。
我に返って、初めて自分の目や耳を疑ってしまう。

そこで、自分が孤独だったと気が付く。
その孤独に魔が差す様に、利用する輩が居た。

寂しさゆえの過ちですね。
それに気が付いた主人公の心の痛みが、ひしひしと伝わってきます。

親愛なる者へ
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(その他)Miyuki Nakajima(著)石川鷹彦(Adapter)福井峻(Adapter)
発売日:2001-03-28
おすすめ度:4.5


↓のアルバム「いまのきもち」にて、「信じ難いもの」が、新たに歌いなおされてます。

いまのきもち
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(その他)瀬尾一三(Adapter)
発売日:2004-11-17
おすすめ度:4.5



この「信じ難いもの」は、「夜会 VOL.5〜花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に〜」でも歌われました。

中島さん扮する、嘘のラブレターを信じて、雪の降る真冬のオープンカフェで、相手を待つシーンで歌われてました。
とても詞の内容にマッチしたシーンでした。

夜会 VOL.5〜花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に〜
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2000-11-22
おすすめ度:5.0


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。


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この記事へのコメント
以前、ふと心を揺らせたことがあります。
私は世間的には、異性に心を揺らすことが許される立場の人間ではありません。
その時、
「14や15の娘でもあるまいに」
というフレーズが舞い降りてきました。もう長いあいだこの曲を聴いていなかったのに。
で、本当に久しぶりに聴いてみたら、なんととっくに忘れていた2番の歌詞は
「いくつになったら 大人になれるだろう
 いくつになったら 人になれるだろう」

涙が溢れました。

それ以来私の中の第2期みゆきさんブームが始まりました。

みゆきさんの昔の曲を聴くと、あの頃とは違った感じ方をするときもあるし、最近の曲を聴いてグッときたりもするし、本当にみゆきさんの曲は奥が深いです。
Posted by あやゆう at 2007年02月14日 15:30
中島みゆきさんの歌って、聴いていた年代によって、意味が異なってきたりしますね。

10代で聴いた時では、気が付かなかった曲の意味が、大人になってからわかったり。
更に年重ねて、更に深みを増したり。

そう言ったところが、長く愛される理由だと思います。

あやゆうさん、コメントありがとうございました。
Posted by 黄色い犬 at 2007年02月14日 22:55
他の曲と比べて直球勝負な気がして心情がとらえやすいです。自分で自分を叱ってる印象が深いです。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年04月01日 16:53
もう一人の自分が、自分に対してメッセージを送っているような曲ですね。
この「信じ難いもの」が収録されたアルバム「親愛なる者へ」は、まさに自問自答な曲が多いです。
この頃の中島みゆきさんの心情が、うかがえますね。
Posted by 黄色い犬 at 2007年04月02日 01:15
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