2006年10月09日

かもめの歌

中島みゆき「かもめの歌」

中島みゆきさんの1993年のアルバム「時代−Time goes around−」の最後に収録されてます。
この「時代−Time goes around−」は、セルフカバーアルバムのシリーズの一つ。

「かもめの歌」は、パトリシア・カースさんへの提供曲です。
古いシャンソンの様な曲です。
詞は、重たいです。

「いつかひとりになった時に、この歌を思い出しなさい」
「どんななぐさめも追いつかない、ひとりの時に歌いなさい」
「おまえより多くあきらめた人の、吐息をつづって風よ吹け」
「おまえより多く泣いた人の、涙をつづって雨よ降れ」

悲しみを歌った歌です。
中島さん、言葉を見事に調理して、魅力的な詞にしてます。

そして、物凄く重く暗い歌です。
昔からの中島みゆきの世界、そのものです。


「もういちど時を巻き戻して、はじめから生き直せたなら」
「愛さずに生きられるかしら、ならば泣かなくてすむかしら」

人間、苦しいことに遭遇した時、よくこう考えるものです。
時間を遡って、やり直せたら!
そうすれば、今よりマシな人生を遅れるんじゃないか。

時間は、戻せません。
充分、承知ですね。
だから、尚願ってしまうものかもしれません。
絶対に出来ないのだから。


「思い出話はえこひいきなもの、いない者だけに味方する」
「いまさら本当も嘘もない、私のせいだと名乗るだけ」
「いつかひとりになった時に、この歌を思い出しなさい」
「どんななぐさめも追いつかない、ひとりの時に歌いなさい」

この3番の歌詞は、特に見事だと思います。

具体的な出来事は、一切説明ありません。
そんな必要も、この曲にはありません。
心の情景描写だけで、構成されてる歌ですね。
その辺が、見事だと思います。


「生まれつきのかもめはいない」
「あれは其処で笑ってる女」
「心だけが身体をぬけて」
「空へ空へと昇るよ」

この「かもめの歌」は、中島みゆき隠れ名曲のひとつです。
瀬尾さんのアレンジも素敵です。

この「かもめの歌」を収録したアルバム「時代−Time goes around−」は、中島さんが過去に歌った曲や、他のアーティストに提供した曲。
又は、未発表曲を改めて歌いなおしたアルバムです。

セルフカバーと言っても、オリジナルアルバム並みにパワーがあり、優れた名盤です。
この年の夜会「花の色は…」と繋がりがあり、「時間」をテーマにしてます。

そんな意味で、コンセプト色の強いアルバムとなってます。

時代-Time goes around-
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
発売日:2001-05-23


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。


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この記事へのコメント
難しいけども人の心をぶち抜く!らしい曲だと思います。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年03月16日 23:13
重たい歌い方が印象的な曲です。
シャンソンの様な曲ですよ。
Posted by 黄色い犬 at 2007年03月18日 00:20
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