2006年10月30日

この世に二人だけ

中島みゆき「この世に二人だけ」

1983年のアルバム「予感」の1曲目です。
やや気だるいイントロが印象的な逸品です。

中島さん、お得意な失恋歌です。
どうしようもない恋の歌です。



「あなたの彼女が描いた、絵の載った本をみつけた」
「やわらかなパステルの色はそのままに、あなたの好みの色」

「あなたは教えてくれない、私もたずねたくはない」
「夕暮れの本屋は風まかせ、つらい名前のページをめくる」

主人公が想いを寄せる彼は、女流画家と結婚し、その彼女が描いた絵の載った本を見付けて…。

報われない恋の歌です。

もう、どうしようもないとわかっていながら、好きな彼を忘れられない悲しさを歌ってます。


「クラクションが怒鳴ってゆく、つまずいて私はころぶ」
「放り出された本を拾いよせ、私は一人ひざをはらう」

「嫌いになどなれるはずない、あなたの愛した女だもの」
「夕暮れの凩にあおられて、あなたと同じ苗字が滲む」

この惨めな恋を道路で転んだ主人公に表されてます。

この曲の「嫌いになどなれるはずない、あなたの愛した女だもの」の部分が魅力的です。
恋敵に対し、不思議な敬意をはらってます。

恨みとか、そう言った表現を使わず、「あなたの愛した人だから」「嫌いになれるはずない」と未だに好きな彼に対しても敬意をはらってます。

この辺が、この曲の大きな魅力だと思います。
大人の恋の歌ですね。

しかし、心は、やはり「あなたと同じ苗字が滲む」とある様に複雑な心境を物語ってます。

そして本音は!

「二人だけ、この世に残し、死に絶えてしまえばいいと」
「心ならずも願ってしまうけど、それでもあなたは私を選ばない」

サビの、この究極な歌詞に表れてます。
説明も要りませんね。
それだけ、深い愛だった!と言えます。



以下、中島みゆき「この世に二人だけ」を収録したアルバムの紹介です。

予感
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2001-04-18
おすすめ度:4.5


1986年の国技館でのライブバージョンです。
歌暦
ポニーキャニオン
中島みゆき(アーティスト)
発売日:1987-02-21
おすすめ度:5.0


2004年に新たに歌い直されたニューバージョンです。
いまのきもち
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)瀬尾一三(Adapter)
発売日:2004-11-17
おすすめ度:4.5


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。

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この記事へのコメント
奥深いですね。失恋歌がほんとと定着してましたね。どれだけ愛しても報われないだなんて。。。寂しいし切ないです・・・
Posted by ひばり吹雪 at 2007年03月08日 22:21
この曲はね、なかなか切ない曲です。
初めて聴いた時は、中学か高校生だったような気がします。
この曲の切なさがわかったのは、随分と経ってからだと思います。
ライブでも2回程、聴いてますが、じ〜んときますよ。
Posted by 黄色い犬 at 2007年03月09日 00:15
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