2006年11月02日

あぶな坂

中島みゆき「あぶな坂」

1976年の中島みゆきさんのデビューアルバム「私の声が聞こえますか」の1曲目に収録。
1976年と言ったら、私はまだ小学生でした。
キャリアを感じますね。

「あぶな坂」、歌詞が難解です。
未だに、難しい詞の内容です。
それ故、魅力もたっぷりです。

「あぶな坂を越えたところに、あたしは住んでいる」
「坂を越えてくる人たちは、みんなけがをしてくる」
「橋をこわした、おまえのせいと、口をそろえてなじるけど」

「遠いふるさとで、傷ついた言いわけに」
「坂を落ちてくるのが、ここからは見える」

 
「今日もだれか哀れな男が、坂をころげ落ちる」
「あたしは、すぐ迎えにでかける、花束を抱いて」
「おまえがこんな、やさしくすると、いつまでたっても帰れない」

「遠いふるさとは、おちぶれた男の名を」
「呼んでなどいないのが、ここからは見える」


「今日も坂は、だれかの痛みで紅く染まっている」
「紅い花に魅かれて、だれかが今日もころげ落ちる」
「おまえの服が、あんまり紅い、この目をくらませる」

「遠いかなたから、あたしの黒い喪服を」
「目印にしてたのが、ここからは見える」

この曲、男に優しい女が主人公です。
しかし男達は、弱く脆くズルイです。
彼女は、それでも、男達に優しいです。

この中島みゆきさんにとって、初期の曲、男のずるさとか弱さを歌ったものが多い様に思います。

結局、この曲は、女を語ってるのでなくて、男を語ってるんだと解釈してます。
男の内面です。
表面的な強さで無く、内面の弱さです。

それを主人公の彼女は、優しく、かつ冷静に見守ってます。
その冷静さ!
それが、少し恐くもあります。

中島みゆきさんの初期の傑作の一曲です。
この頃の世相とか、中島さん自身の想いなんかも、まるで霧のように伝わってきます。

それ故、難解な曲だと思います。

中島みゆきさんのデビューアルバムです。
私の声が聞こえますか
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)西崎進(Adapter)
発売日:2001-03-28
おすすめ度:5.0


2004年に新たに「あぶな坂」も歌いなおしてます。
いまのきもち
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)瀬尾一三(Adapter)
発売日:2004-11-17
おすすめ度:4.5


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。

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この記事へのコメント
こういう曲を見てるとまだまだ中島先生も若いですね。円熟味を増した中島も好きだけど個人的には若々しい彼女の方が好きです。まだ猪突猛進してる感じが見れて。。。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年01月23日 21:03
「あぶな坂」の頃は、まだ中島さんも20代でしたね。
声が若いです。
最近は、音域が広がった印象があります。
どちらも好きです。
Posted by 黄色い犬 at 2007年01月24日 23:04
遅ればせながら急にファンになってしまった「本日 七拾歳の未熟者」です。
「歌旅 劇場版」を、映画館で2回鑑賞。
遅ればせながら氏の全アルバムを、収集すべく活動中。「いまのきもち」所収の「あぶな坂」を、本日も数回目の(残念ながら自家用車のCD再生機にて)鑑賞。
わけわかんなく凄いぞ。
向後ともよろしく貴・ブロブに期待大々です。
Posted by 菊池 孝人 at 2012年08月07日 19:25
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