2006年11月15日

難破船

中島みゆき「難破船」

夜会 VOL.10 「海嘯」にて歌われました。
この夜会の為に作られた曲です。
1999年のアルバム「日−WINGS」に、新たに詞と曲を付け加えて収録。

中森明菜さんに同じタイトルの「難破船」がありますが、完全に別の曲なので、念の為。

この「難破船」は、イントロからして緊張感があります。
これから真っ暗闇の海へ向かう印象が漂ってます。

「思い出なんか、邪魔な荷物」
「急いで捨てることさ、傾いた船べりから」

「後悔は終わらない、ずっと終わらない」
「許しの海と忘却の海は、何処で会う」

「風に抱かれて、風に抱かれて」
「風に抱かれて、風に抱かれて」

何かから逃げるような、或いは何かを捨てる旅に出るような。
そんな感じを受けます。

それも、真夜中の船旅です。
メロディからも荒々しい海の情景が浮かんできます。

ここまでが、夜会「海嘯」のオリジナルです。
CD化される時に以下の詞と曲が付け加えられてます。

「いつから気がついていたのだろう」
「もしかしたら船出の前から」

「このままで流されて、このままで何処へも」
「たどり着きたくないんじゃないのか」

「何処までもさまよって、何処までも振り返って」
「先へ行きたくないんじゃないのか」

自問自答的な歌詞の内容です。
自分の気持ちを振り返ってます。
自分の心を確かめている様にも感じられます。

自分探しの旅と言った印象ですね。


「錨(アンカー)は届かない」
「水底(みなそこ)に届かない」

「限りなく深くなって、限りなく透きとおって」
「限りなく凍りついて、限りなく間違って」

止まらない旅、終わりのない旅を連想させます。
とにかくアレンジも緊迫感が漂ってて、凍結しそうな海が浮かんできます。


「このままで流されて、このままで何処へも」
「たどり着きたくないんじゃないのか」
「何処までもさまよって、何処までも振り返って」
「先へ行きたくないんじゃないのか」

自分の心を見つける為の旅でしょうか。
どこかに辿り着きたいんじゃなくて、永遠に彷徨っていたい。
不安定な心の写しです。

「風に抱かれて」
「風に抱かれて」


日-WINGS
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)瀬尾一三(Adapter)David Campbell(Adapter)
発売日:2001-11-21
おすすめ度:5.0



夜会 VOL.10 「海嘯」は、復讐劇です。

自分の両親を殺した相手に復讐する為、綿密に計画を立てたが、自分が病に倒れて…。

この「難破船」は、復讐の最終計画の為にロスへ向かう飛行機の中でのシーンで歌われます。
その飛行機の中で、主人行は吐血してしまいます。
第一部の最後、緊迫感迫ったシーンで、この「難破船」を歌うシーンが印象強く残ってます。

夜会 VOL.10 海嘯
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2004-07-21
おすすめ度:5.0



ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。

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この記事へのコメント
『WINGS』シリーズで代表される夜会の曲はほんと全て名曲だなあと思います。そんな中で珠玉の輝きを持っているなあと思いました。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年04月10日 22:12
この曲は、詞&曲&アレンジの全て優れてますね。
大好きな曲です。

独特な緊張感のある曲で、シングル曲としても活けると思います。
Posted by 黄色い犬 at 2007年04月12日 23:17
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