2006年12月06日

遍路

中島みゆき「遍路」

1977年のアルバム「ありがとう」の1曲目に収録されてます。

優しいメロディですが、歌詞は重たいです。
人生を旅に例えて、紆余曲折的な歌詞が魅力な曲です。


「はじめて私に、スミレの花束くれた人は」
「サナトリウムに消えて、それきり戻っては来なかった」
「はじめて私が、長い長い手紙書いた人は」
「仲間たちの目の前で、大声で読みあげ笑ってた」
「私が、まだ一人旅に憧れてた頃」

「もう幾つ目の遠回り道、行き止まり道」
「手にさげた鈴の音は、帰ろうと言う、急ごうと言う」
「うなずく私は、帰り道もとうになくしたのを知っている」


「遍路」のタイトルのまま、遍歴を語った歌です。
幸薄い人生。
そんな人生を送ってる主人公の心の声でしょう。

人生と旅を重ね合わせて、いろんな悲しい経験をひたすら語っている作りです。


「はじめて私に、甘い愛の言葉くれた人は」
「私が勤めた店に、前借りに現われ雲隠れ」
「はじめて私に、笑い顔がいいと言った人は」
「あれは私の聞き違い、隣の席の娘あての挨拶」

「もう幾つ目の、遠回り道、行き止まり道」
「手にさげた鈴の音は、帰ろうと言う、急ごうと言う」
「うなずく私は、帰り道もとうになくしたのを知っている」


何度も何度も似た様な目に遭いながら、それでも生きていくしかない切なさを感じます。

元来た道を帰ろうか?
それとも、まだまだ先に行こうか?

これからどうしよう的な印象ですね。
迷ったり、模索したり、人生そのものです。

この心の葛藤。
誰にでも、わかるんじゃないでしょうか?


「はじめて私に、永遠の愛の誓いくれた人は」
「ふたりで暮らす家の、屋根を染めに登りそれっきり」
「はじめて私に、昔は忘れろと言った人は」
「今度は彼の人違い、あまりに誰かを待ちすぎたあげくに」


「もう幾つ目の、遠回り道、行き止まり道」
「手にさげた鈴の音は、帰ろうと言う、急ごうと言う」
「うなずく私は、帰り道もとうになくしたのを知っている」


やはり人生を語った歌だと思います。

これでいいのか?と誰でも自分の人生に対して、戸惑うものです。
もっと違った人生もあったんじゃないか?

自分の現状と照らし合わせて、何処に行って良いのかわからなくなる。
そんな気持ちをこの「遍路」は、上手に表してると思います。


あ・り・が・と・う
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2001-03-28
おすすめ度:4.5


ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。

ランキングに参加してますので、記事が気に入った時にでも、クリックしてもらえると嬉しいです。
人気blogランキングへ
 iTunes Music Store(Japan)
この記事へのコメント
中島初期作品,特にアルバム収録曲は「○●のような〜」「●○です・でした」というような表現が≪何ていうんだろう?≫多いような気がします。序章は手紙系でサビ部分で消極的になるようなそんな気がします。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年04月18日 21:27
個人的には、中島みゆき初期作品には、孤独、一人旅、的な表現が多いような気がします。
初期には、初期の魅力がありますね。
Posted by 黄色い犬 at 2007年04月19日 21:57
初めてコメントさせていただきます。最近15年ぶりくらいにこの曲を聴いていて(元々とても好きな曲だったのですが、何かの拍子に「お気に入り」のリストから漏れてしまいそれっきり忘れていました)、ふと、この曲ってサイモン&ガーファンクルの"The Boxer"への「返歌」なのではないかと思いました。さびのメロディーが少し似ていること、歌詞の内容、歌詞が重いわりには淡々とした歌い方と静かな演奏が似ていること、そして確か中島みゆきさん自身S&Gをよく聞いていたとどこかに書いていたこと、などなど。。周りに中島みゆきについて語り合うような友人がいなく、誰かに言わずにはいられなかったもので。。。。
Posted by Todd M at 2012年07月13日 11:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/29081365

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。