2006年12月22日

愛よりも

中島みゆき「愛よりも」

1988年のアルバム「グッバイガール」に収録。
この「愛よりも」を聴いた時の驚き!
こんな詞、ありなのか?とビックリした記憶があります。

インパクトある歌詞です。
聞き違いかと思った程でした。

「人よ信じるな、決して信じるな、見えないものを」
「人よ欲しがるな、決して欲しがるな、見果てぬものを」
「形あるものさえも、あやういのに」
「愛よりも夢よりも、人恋しさに誘われて」
「愛さえも夢さえも、粉々になるよ」


どうしたんだろう?
何かの間違いだろうか?

1番は、まだそれでも大人しい。
2番は、更に毒を吐いてます。


「嘘をつきなさい、ものを盗りなさい、悪人になり」
「傷をつけなさい、春を売りなさい、悪人になり」
「救いなど待つよりも、罪は軽い」


この「救いなど待つよりも、罪は軽い」が、心に残ると言うか引っ掛かります。
言葉で上手く説明できませんが、ただ救いを待つだけの人生がもっとも罪深いと言いたいのでしょうか?

中島みゆきさん自身、罪を犯せ!と説得してる様にも思えません。
ただ、動かないで、誰かが何かをしてくれるより、罪を犯すほうがマシ!と言いたいだけなんじゃないか。

1988年と言う時代背景もなんとなく見えてきます。
バブルの時代です。
みんな目先のことで、頭がいっぱいだった時代。

そんな時代、世代に向けた辛口なメッセージソングなんじゃないでしょうか。


「星を追いかけて、月を追いかけて、どこまでも行け」
「黄金(かね)を追いかけて、過去を追いかけて」
「どこまでも行け」
「裏切らぬものだけを慕って行け」


かなり冷たい曲を当時感じました。
だけど、何年も聴き続けていくと、中島さんがこの曲で何を言いたかったか、おぼろげながら見えてきました。

中島みゆきさん也に、ブラックな要素を詰め込んだ、現代に対するメッセージソング。
今、そう思います。


グッバイガール
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2001-05-23
おすすめ度:4.5


夜会VOL.5「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」で、この「愛よりも」が歌われてます。
1番部分は、歌詞の変わりに、「待ち人」をイメージさせた激しい詩の朗読が印象的です。
待たないで、会いに行こう!
そんな詞の内容でした。
この夜会のテーマと「愛よりも」が、不思議なくらい調和されてました。
夜会 VOL.5〜花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に〜
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)
発売日:2000-11-22
おすすめ度:5.0



中島みゆき - グッバイ ガール
ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
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この記事へのコメント
バブルの時は勿論の事ながら生まれてませんがやはり,今とその頃は時代の流れが速かったのでしょう。何か『宙船』の過去形みたいにも思えます。。。<私だけかな?
Posted by ひばり吹雪 at 2006年12月22日 16:10
今も変わってないと言えば変わってないかもしれません。
あの頃は、皆利己主義な時代。

お金ある人が偉い人!
お金の為なら、何しても良い!

やっぱり今も変わらないかもしれないかな。
Posted by 黄色い犬 at 2006年12月24日 00:09
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