2007年01月11日

with

中島みゆき「with」

1990年のアルバム「夜を往け」の最後の収録曲です。
アルバムの発売後、シングルとしても発売されました。

個人的にこの「with」は、「誕生」とイメージがリンクします。
「誕生」の元となった曲のような気がします。

優しい雰囲気のメッセージソングです。

「僕のことばは、意味をなさない」
「まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね」
「ドアのあかないガラスの城で」
「みんな戦争の仕度を続けてる」

「旅をすること自体、おりようとは思わない」
「手帳にはいつも旅立ちとメモしてある」
「けれど、with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」
「with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」
「with」


みゆきさんは、本当に言葉の使い方が上手いです。
「ドアのあかないガラスの城で、みんな戦争の仕度を続けてる」
このフレーズが、一番心に引っかかります。

出だしを聴いてると、自分との葛藤をイメージした曲の様な気がします。
しかし、「with、そのあとへ君の名を綴っていいか?」
「淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」

独りで闘いながら自問自答しつつ、人ともっと接しようとしてます。
よって、優しい風が、この曲に吹いている感じがします。


「生まれる前に、僕は夢みた」
「誰が僕と寒さを分かちあってゆくだろう」
「時の流れは僕に教えた」
「みんな自分のことで忙しいと」

「誰だって旅くらい、ひとりでもできるさ」
「でも、ひとりきり泣けても」
「ひとりきり笑うことはできない」

「with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」
「with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」
「with」


独り、より二人。
そんなテーマを2番に強く表してます。

冷たい世の中であっても、人を信じることの大切さを唱えてるのではないでしょうか!


「僕のことばは、意味をなさない」
「まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね」

「けれど、with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」
「with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」
「with」


最後に1番の出だしを繰り返します。
まるで、振り出しに戻って、考え直してる様です。
そして、
「with、そのあとへ君の名を綴っていいか」
「with、淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」


初期の頃とは、又違ったイメージの曲です。
80年代の御乱心時代を経て、中島みゆきさんにとって一つの到達点に来た頃だと、改めて今思います。
この「with」は、今までに無かった、優しさを感じます。
初期の頃に優しさが無かった訳ではありません。
それまでに比べて、優しさのスケールが大幅に拡大したと言えます。

ここから、新たな中島みゆきがスタートした様な気がします。
この「with」が、「誕生」「空と君のあいだに」「銀の竜の背に乗って」等の名曲の原点だと個人的に感じてます。

夜を往け
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)瀬尾一三(Adapter)
発売日:2001-05-23
おすすめ度:4.5


Singles II


中島みゆき - 夜を往け
ヤマハの音楽ダウンロードサービス『MySound』
にて、中島みゆきさんの全曲をダウンロード出来ます。

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この記事へのコメント
中島先生がパワーアップして帰ってきたんですね。≪何かジョイ君みたい。。。≫
確かに昔の中島先生と比べるとそっと包んでくれる感じがしますね。それは,昔のような若さ,突進力が減ったとも思う人もいるかもしれませんけどまさに成長して<これは,失礼ですが>一線に戻ってこられましたね。と,いっても,大御所の事に間違いはないのですが。
この曲は一度聞いたきりなのでまた聞いてみたいです。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年01月12日 22:08
この曲は、御乱心時代に別れを告げた曲だと解釈してます。
この曲の収録アルバム「夜を往け」が、まさにそんな感じのアルバムでした。

「with」は、地味な曲ですが、優しいメロディーラインが気に入ってます。
詞が何より良いですね。
Posted by 黄色い犬 at 2007年01月13日 23:31
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