2007年02月15日

成人世代

中島みゆき「成人世代」

1981年のアルバム「臨月」の収録曲。
優しいメロディに辛口の詞の世界です。

初めてこの「成人時代」を聴いたのが、中島みゆきさんの「オールナイト・ニッポン」だった気がします。
この曲を聴くと、どうしても深夜なイメージが浮かびます。

「悲しい気持ちを抱きしめて」
「悲しみ、知らない、ふりをする」
「笑っているのは、泣き顔を」
「思い出さずに歩くため」

「寂しい気持ちを抱きしめて」
「寂しさ、知らない、ふりをする」
「踊っているのは、憐れみを」
「鎖と共に捨てるため」

「テレビの歌は、いかにもそこに」
「いかにもありそうな、お伽ばなしをうたう」
「夢やぶれ、いずこへ還る」
「夢やぶれ、いずこへ還る」


中島みゆきさんの「夢」と「悲しみ」をテーマにした曲だと思います。
「夢」の為に頑張って、「夢」を追いことで傷付いたり、悲しい思いをしたり。

それでいて、必死に強がって生きている主人公が目に浮かびます。
悔しい気持ちや悲しい思いを抱えて、夜の街を彷徨っているような、そんな情景が浮かんできます。


「隣りを歩いてゆく奴は」
「だれもが幸せ、のぼり坂」
「ころんでいるのは、自分だけ」
「だれもが、心で、そう思う」


2番の最初のこの歌詞が、心にグッときます。
他人は、何故だか皆、何もかも上手く行ってて、幸せで何不自由なく生きている!
自分だけが、こんなに苦労して苦しい毎日を送ってるんじゃないか?
そんな自問自答、きっとみんな思ってたりするものです。
見かけは、幸せそうに映っていても、心はなかなか他人には見えません。
そんな気持ちを上手く表している一説です。


「大人の隣りを追い越せば」
「しらけた、世代と声がする」
「子供の隣りを追い越せば」
「ずるい世代と声がする」


世間の冷たさや厳しさなんかも伝わってきます。
どこか「ローリング」にも通じるところを感じます。


「電車のポスターは、いつでも夢が」
「手元に届きそうな、ことばだけ選ぶ」
「夢やぶれ、いずこへ還る」
「夢やぶれ、いずこへ還る」
「夢やぶれ、いずこへ還る」


「夢」を持つことによる厳しさや悲しさがひしひしと伝わってくる曲だと思います。
だから「夢」を手放せば、良いのか?
最初から「夢」等に手を出さなければ良かったか?
「夢」がなくなれば、楽になれるのか?

そんなことまで問いかけているのでは?
そんな風に思います。

中島みゆきさんの曲は、「夢」をテーマにした曲が多いです。
ほとんどと言って良いかもしれません。
「恋」を歌っていても、どこか「夢」が見え隠れしてます。

「夢」を掴もうと必死になったり、「夢」が儚く散って挫折を味合ったり。
そして、失った「夢」をもう一度取り戻そうとしたり。

そんな「夢」への想いが、中島みゆきさんに溢れているのでは、ないでしょうか。


臨月
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
中島みゆき(アーティスト)星勝(Adapter)安田裕美(Adapter)松任谷正隆(Adapter)萩田光雄(Adapter)
発売日:2001-04-18
おすすめ度:5.0



中島みゆき - 臨月
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この記事へのコメント
凄く現実的で殺風景を殺してしまうこの歌詞が好きです。自分だけが・・・を全ての人が思う。この歌詞には共鳴させられます。こう,心をぐっとつかんでくれます。
Posted by ひばり吹雪 at 2007年02月16日 21:37
自分だけ!じゃないよとメッセージを感じますね。

この「成人世代」は、詞も素敵ですが、優しいメロディも癒し的で好きです。
Posted by 黄色い犬 at 2007年02月17日 22:54
中島みゆきさんの
夢=愛のような気がします。
Posted by ゆか at 2012年01月23日 00:51
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